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【イベントレポート】VESPA de Zen~Sakura Hanami~③
こんにちは。名古屋店スタッフの小田です。
しっぽ屋のツーリングイベント『VESPA de Zen~Sakura Hanami~』のイベントレポートをお写真たっぷりでお送りしております。ちなみに前々回≪VESPA de Zen~Sakura Hanami~①≫はこちらから、
前回≪VESPA de Zen~Sakura Hanami~②≫はこちらからご覧いただけます!
現地集合の参加者の方と合流し、いざ坐禅会場に向かいます。通していただいたのは敬霊閣という客殿。
上がると 「靴下を脱いで座布団に座ってくださいね」と声を掛けられます。
ただし、女性でタイツを履いている場合は無理して脱がなくても大丈夫とのこと。
ちょうど私はタイツを履いていたのでほっと胸をなでおろしました。当日はキッズの参加者もいました。(↑) リョウくんをお手本に坐禅の簡単なご説明をさせてください。
両足を太ももの上にあげて座る、「結跏趺坐 (けっかふざ)」。これが正式な組み方です。
比較的できる方は少ないそうで、できない方は片足をあげて座る「半跏趺坐 (はんかふざ)」でも、あぐらでもOK。
坐禅の時間(20分ほど)は動けないので、各自無理のない範囲で組むのが良いようです。背筋はピーンとまっすぐ伸ばし、呼吸は基本的に鼻から吸って口から吐く。
毛穴のひとつひとつから定光寺のパワーを吸収するように意識してされているのだとか。坐禅ときいて誰もが思い浮かべる警策(きょうさく)は、自分から合掌をして受ける方式。右肩、左肩の順に受けます。
パシ―――ン!と大きい音が響くので、痛そうに聞こえますが実際は音程の痛みはなく、「じわあっと広がるような感じですよ」 と、慈幸和尚。
皆さん半信半疑の顔をしていました。
坐禅は前半・後半の2部構成。間に休憩をはさみます。
明かりを消した少し暗がりの中、ゆっくり目を閉じると シトシトと鳴る雨音が心地良く聞こえました。
雨の日の坐禅も乙なものです。お坊さんは向かい合って座っている私達の間の通路を足音も立てずに通られるのですが、
目の前を通られる時には畳が若干沈み込むので終始ピリッとした緊張感があり、
20分がとても長く感じました。日常ではなかなかこのように自身と向き合う時間はないので
穏やかで贅沢な時間を過ごすことができたと思います。