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【車両紹介】PIAGGIO/VESPA PX150 EURO3 ~Q&A~
先日ご紹介させていただきました【PIAGGIO/VESPA PX150 EURO3※】。
※以下文中では「PX150」と表記ハンドチェンジなど一般的なスクーターとは異なる独特な機構を持つため
「あれは何?」「これはどうなの?」と様々なご質問を日々頂戴しておりますので
本日はその中から数の多いものをご紹介致します。
■ハンドチェンジって難しくないですか?
ハンドチェンジについてご説明をすると「なんだか難しそう・・・」と感じる方が多いようです。
たしかに頭で考えると難しく感じるかも分かりませんが、案外あっさり乗れてしまう方が多いです。
※個人差はあります。
特にもうすでにマニュアル車に乗られている方は「足でガチャガチャしていたのが手になるだけ」なので
割とすんなり乗れるかと思います。
バイクに乗ったことがない、あるいは今までオートマ車にしか乗ったことがないという方は
慣れるまではギクシャクしたり、何度か練習をしてから納車という方もいらっしゃいますが、
それは他のバイクでも同じこと。
“ハンドチェンジだから”ではなく“初めて(マニュアルの)バイクに乗るから”という理由が大きいです。
当店には免許を取り立ての方、女性の方、リターンライダーさんなど幅広い層のお客様が
いらっしゃいますが、皆様楽しんで乗られています。
過度な心配はいりません。「握って回す」たったこれだけです。■給油の度にオイルを混ぜるのですか?
VESPAの事をある程度ご存じの方から多いご質問です。
その必要はありません。
昔のVESPAは「混合給油」といって給油する度にエンジンオイルも入れる必要がありましたが、
現行のPX150では「分離給油」となりエンジンオイルは“減ってきたら”入れるだけとなりました。
ガソリンと同じ感覚です。「オイルを入れるってどういうこと?“交換”ではないの?」と疑問に感じた方、いらっしゃるでしょうか?
車でも“オイル交換”は馴染みがあるかと思います。
前回ご説明をした通りPX150は「2ストロークエンジン」を採用しており、
このエンジンは“ガソリンと一緒にオイルも燃焼”していくためオイルが減っていってしまうので
ガソリンと同じ要領で「減ったら入れる」という訳です。
ちなみに4ストロークエンジンはと言えばこちらは燃焼して減っていくという事はないので
お馴染の“オイル交換”を定期的に行う形となります。オイルの残量はシート下の窓から確認ができます。
画面向かって右側の透明な部分が残量確認用の窓です。(写真は空の状態)
オイルを入れるとこの部分にもオイルが入ります。
減ってくるとオイルの水面が見えてくるのでこれが補充のサインとなります。シート下に給油口がございます。
左:エンジンオイル用、右:ガソリン用■ヘルメットを入れるスペースはありますか?
スクーターと言えば“メットイン(シート下の収納)”が当たり前のように設けられているイメージですが、
PX150にはメットインがついておらず、ヘルメットを入れるスペースはございません。
代わりにヘルメットフックがついております。
使い方はこのフックにあごヒモに付いているDリングやあごヒモ自体を引っかけてシートを閉じます。
するとフックがシートに覆われてヘルメットがフックから外れなくなるという仕組みです。
ちなみに収納はメットインの代わりにグローブボックスが設けられています。
■オプション装備はありますか。
はい。スクリーン(風防)やキャリア、バンパーなど様々な純正オプションがあり、
こちらからご覧頂く事ができます。
下の写真はスクリーン、前後バンパー・キャリアなど多数のオプションがついた状態です。
機能面だけでなく見た目の印象もかなり変わるかと思います。
ぜひ自分だけのオリジナルVESPAを作ってみてください。
■タンデムは出来ますか?
可能です。是非“ローマの休日”のように大切な方とVESPAを楽しんでください。
■高速道路は乗れますか?
法律上126cc以上の排気量があれば高速道路に乗る事ができます。
PX150は150ccなのでもちろん乗る事ができます。長距離を走ってツーリングに行こうと思うとあまり余裕はありませんが、
ちょっとしたお出掛けや急ぎの用事などいざという時に“乗る事が出来る”というのは強みです。
ちなみに私はPX150でヤマハ/ドラッグスター1100とカワサキ/W800にまじって佐久島まで
高速道路を使ったプチツーリングに行ったこともありますし、大事なイベントに遅刻しそうになった時に
高速道路を使い危機を逃れた経験もあります。
(刈谷ハイウェイオアシスにて)
■ボディが鉄って本当ですか?
本当です。一部プラスチック部分もありますが(ヘッドライト周りやレッグシールドの中央など)
ほとんどは鉄で出来ておりますのでマグネットも貼り付きます。
ステッカーだと剥がすのに一苦労しますがマグネットであれば取るのも簡単。
気分に合わせて付け外しができます。■エンジン始動はセル?キック?
PXには両方ついている為、どちらでも可能です。
赤色のスイッチがセルです。
これを押すだけでエンジンがかかるお手軽な始動方法です。もうひとつはキック。
画面に写っているのがキックペダル。
これを下に向かってガシャンガシャンとキックすることでエンジンを始動します。
セルに比べると手間なのですが、
いかにも“自分でエンジンをかけている”というアナログな感覚が味わえるので
機械がお好きな方などは好んでキックでエンジンをかける方もいらっしゃいます。以上、ご質問の多いQ&A特集でした!
バイク選びのご参考にどうぞ!