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【車両紹介】PIAGGIO / VESPA Primavera50/125 ~基礎編~
今回は50ccと125ccの2種類の排気量ラインナップを持つ『Primavera/プリマベーラ』をご紹介致します。
Primavera125 ※写真はバックミラーを外した状態で撮影しています。Primaveraは以前ご紹介を致しましたVESPA946 Bellissimaのデザインエッセンスを取り入れたモデル。
後ろまでスッと延びるこのお尻のライン、見覚えがありますね。
そしてPrimaveraとはイタリア語で『春』の意。
下記6色のカラーラインナップが華やかな春を連想させます。
・マレキアーノブルー
・モンテホワイト
・ドラゴンレッド
・クレテセネージブラウン
・バルカンブラック(125ccのみ)
・ミッドナイトブルー(125ccのみ)
そうして見てみるとホイールもなんだか春らしい花に見えたり見えなかったり・・・
ちなみにPrimaveraという名前のVESPAは1968年にも発売されており、
VESPAの歴史の中で最も長く愛されたモデルの1つ。満を持して再び現代に蘇りました。
Primaveraは先代モデルからエンジンマウントの設計変更、ダンパーの見直しにより
ハンドルやシートなど各所の振動軽減に成功。心地よい乗り心地を実現しました。
またバッテリーの搭載位置などを変更し、メットイン(シート下の収納)も先代モデルから
容量がUPしています。
おおよそジェットヘルメット1個分ほど。※ヘルメットの大きさによっては入らない場合もございます。ポジションランプにはLEDを採用。
夜間に見落とされがちなバイクですが、これで周りからの被視認性も向上します。そして先述の通り、Primaveraは自動車免許でお乗りいただける50ccと小型限定普通二輪免許で
お乗りいただける125ccをラインナップしています。ここで“小型限定普通二輪免許”をご存じでない方も多いかと思いますので免許のお話を少しだけ・・・
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バイクの免許というと
①50ccのバイクのみが乗ることが出来る【原付免許】
②50cc~400ccまでのバイクに乗ることが出来る【普通二輪免許】 いわゆる“中免”と言われるもの。
③すべての排気量のバイクに乗ることが出来る【大型二輪免許】この3つは有名なのですが、上の①と②の中間『50cc~125cc』まで乗ることが出来るのが
【小型限定普通二輪免許】なんです。
普通二輪免許や大型二輪免許にくらべ免許取得までの時間や費用が掛からないので
「とりあえずバイクに乗ってみよう」という入門には最適かと思います。ちなみにバイクの免許は上記4種類の内、原付免許以外にはそれぞれ【AT限定】もあります。
ただしAT限定大型二輪免許で乗ることが出来るバイクは“650ccまで”。
これを超える排気量のバイクに乗るにはたとえそれがAT車でも【大型二輪免許】が必要となります。
————————————————————————————————————————————ではPrimaveraに話を戻しましょう。
まずは125ccモデル。
4ストローク空冷単気筒SOHC 3バルブエンジンを搭載。
燃費効率と排出ガス性能を向上させ、燃費は時速50キロ平均走行時に
最大リッター64キロを実現しました。
Primavera125一方の50ccモデルは2ストローク空冷単気筒エンジンを採用。
125ccモデルに近い車格を持っているので「50㏄のわりに大きいな」という印象を持たれる方が
多いのですが、車体が大きい分、安定感が増す※ので初心者の方にもオススメです。※バイクはホイールベース(前輪から後輪までの距離)が長い方が直進安定性が高いと言われています。
また軽い物と重たい物では後者の方が風などの影響を受けにくいのはご想像がつくかと思います。
そういった面でPrimaveraの50ccモデルは強さを発揮するのです。私が一番初めに乗ったバイクは街でよく見かけるような小ぶりの50ccスクーターでしたが、
風の強い日はバイクがグラグラふらふらしてしまったのを覚えています。そして125ccと50ccでは若干デザインにも違いがあります。
後ろから見ると歴然ですね。(左:125cc 右:50cc)
レッグカバーからフロアにかけて125ccはボディと同色、50ccはブラックになっています。
またリアタイヤのすぐ上、50ccにのみオレンジの反射板がついています。『気軽に乗りたい』
『スマートに街乗りしたい』
という方にオススメのVESPAです。≪Vespa Primavera125のスペックはこちら≫
≪Vespa Primavera50のスペックはこちら≫