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【MOTO GUZZI】スタッフこんどー、スペシャルすぎるV100 Mandelloを熱く語る!
ついに来ました!!!
MOTO GUZZI / V100 Mandelloとイタリア海軍航空隊の特別コラボレーションモデル【V100 Mandello Aviazione Navale】!!!
読み方は『V100マンデッロ・アヴィアツィオーネ・ナヴァーレ』です!
※Aviazione=航空、Navale=海軍、の意。
いやーもう今か今かとワタクシ:スタッフこんどー自身も楽しみにしていたモデルでありまして、このモデルの存在自体はYouTube等の各メディアで流れておりましたので同じように楽しみにしていた方も多いのではと思います、、、
ので!
今日は熱く語りますよー!!!
(スタッフこんどーが本気モードの時はかなりの話の脱線が予想されますので是非とも暇な時にご覧ください(笑))
まずは初見の方の為にもPVを見てみましょう!
かっこいい!!!
もう見ているだけでワクワクしますね!
何からお話したらいいのか困ってしまうぐらいですが、基本情報はもう前回のブログでご紹介をしましたのでまずはここから行きましょう!
※《前回のブログ》をまだご覧頂いていない方は早急にご覧ください!在庫数減ってます!
このV100 Mandello Aviazione Navaleはイタリア海軍のF-35Bジェット戦闘機にインスパイアされた外装デザインを持っており・・・という安易なご説明はまだいたしません。
このモデルを語るにはまず【MOTO GUZZI】というブランドの成り立ちからご説明しなくてはいけないのです!
まずはここからいきましょう。
現存するイタリアのモーターサイクルブランドとして最も長い歴史を誇るMOTO GUZZI。
設立が1921年ですからもう100年以上ということになりますね。
その始まりは第一次世界大戦にまで遡ります。
当時、無類のモーターサイクル好きであった【カルロ・グッツィ】は第一次世界大戦の勃発により陸軍に招集された後、海軍航空隊の戦闘機パイロットに任命されました。
そこで出会った2人の青年がオートバイレーサーとして名の知れていた【ジョヴァンニ・ラヴェッリ】とジェノバの資産家の御曹司であった【ジョルジョ・パロディ】です。
3人は明日さえ見えない戦争という壮絶な世界の中で“バイク作り”という夢について語り合い、
「いずれ戦争が終わったら3人でモーターサイクルメーカーを立ち上げよう!」
と固く誓い合ったといいます。
対戦が終わった1920年。
資産家の御曹司であった【ジョルジョ・パロディ】はジェノバ港の船舶オーナーである父を説得し、必要な資金を捻出。
いよいよ3人の念願であったモーターサイクルの製造に着手しました。
しかし、
そこに【ジョヴァンニ・ラヴェッリ】の姿はありませんでした。
彼は大戦終結の数日後、戦闘機のテストフライト中の事故により亡くなっていたのです。
その後、【カルロ・グッツィ】と【ジョルジョ・パロディ】の2人はモーターサイクル開発を見事成功させ、《MOTO GUZZI》は誕生しました。
バイクに凛と輝く《翼を広げた鷲のエンブレム》は3人が運命的な出会いを果たしたイタリア海軍航空隊の紋章であり、夢半ばにしてこの世を去った【ジョヴァンニ・ラヴェッリ】との友情に捧げられたものでした。
彼の意志はこのエンブレムの中で生き続け、《MOTO GUZZI》という名の“3人の青年の夢”は100年以上経った今でも世界中の人々に愛されているのです。
はい!
これがMOTO GUZZIの設立秘話であります!
これを頭に入れてようやくV100 Mandello Aviazione Navaleのご紹介準備が整ったということになります。
それでは本題にいきましょう。
V100 Mandello Aviazione Navaleは先述の通り、イタリア海軍航空隊との特別コラボレーションモデルであり世界限定1913台!
(ハンドルバーのライザークランプにシリアルナンバーがレーザー刻印されています。)
「MOTO GUZZIとイタリア海軍航空隊との歴史的な絆を記念したモデル」なんて他メディアでもご紹介がされていると思うのですが、“歴史的な絆”の真意はここなんですね。
ずばりこの1913という数字は【カルロ・グッツィ】【ジョヴァンニ・ラヴェッリ】【ジョルジョ・パロディ】の3人が出会ったイタリア海軍航空隊が設立された年であり、海軍航空隊がなければMOTO GUZZIは生まれていなかったとも言えるほどの繋がりがあるわけです。
この中途半端な1913にはものすごく深ーい意味があるわけです!
豪華すぎる空母カヴールでのモデル世界初公開の式典、というより前にそもそもこのコラボが実現したのにはこうした歴史的経緯があってのものだということですね。
しっぽ屋ではちょいちょい「歴史を知るとより面白いですよ」なんてお話をするのですが、今回のV100 Mandello Aviazione Navaleはまさにその典型と言えます♪
ちなみに空母カヴールは全長244メートル、滑走路長220メートルを誇る軽空母であり、艦名はイタリア王国の初代首相カミッロ・カヴールに由来しています。
そして歴史と言うとMOTO GUZZIは実はかなり革新的なメーカーでありまして、スポーツモデルなんかに見られる今では当たり前となっている“カウル※”、これを初めてオートバイ業界に持ち込んだのはMOTO GUZZIと言われています。
※当時“ダストビンカウル”という呼ばれ方をしていた前輪からエンジンまでを覆てしまうようなスタイルです。
1950年代には500㏄8気筒エンジンを搭載したオットー・チリンドリを開発。
当時としては衝撃的な最高時速285km/hを叩き出したものの、ブレーキなど他パーツの性能が追いつかず上手くいかなかったなんて話もありますね。
完全に余談ですけど、どうもホンダ/モンキー125をベースにオットー・チリンドリ風に仕上げたカスタム車両があるらしくて僕はとっても欲しいです(笑)
で、話を戻しますと今回V100 Mandelloに搭載されているアダプティブエアロダイナミクス(速度に応じて自動でタンク横のフラップが開閉するシステム)も世界初搭載!
これによりライダーへの空気抵抗を軽減。開閉する速度は任意で設定可能でレインモードでは常に開きっぱなしになります。
『クラシカルで昔ながらのデザイン』というイメージが強いMOTO GUZZIですが、久々にバイク業界に爪痕を残さんとばかりに最新技術を投入してきました。
『能ある鷹は爪を隠す』なんて言いますが、『能ある鷲も爪を隠していた』といったところでしょうか。
そしてこれは今回の話に全く関係ありませんが是非ついでに覚えておいて頂きたいのですが鷲(ワシ)と鷹(タカ)の違いはなんだと思います?
ずばり“大きさ”だけです!
知ってました!?
どちらもタカ目タカ科に属する生物学的には同じ鳥で、大きいやつがワシ、中ぐらい~小さいやつがタカです。
ですが!
『カンムリワシ』というタカより小さいワシもいますし、逆にワシより大きな『クマタカ』というタカもいます(笑)
いちおう大きさ以外にも見分ける方法があってそれは以下の3つ。
①タカは尾が扇状に広がっているものが多いが、ワシの尾は直線状で外側には広がっていない。
②タカは独特の鷹斑(たかふ)と呼ばれる模様があるが、ワシにはない。
③ワシは羽ばたいて飛ぶが、タカはめったに羽ばたかず、気流に乗って飛ぶ。
ちなみに日本が誇るメガスポーツバイクである隼。
彼は同じ猛禽類ですがハヤブサ目ハヤブサ科に属しておりタカより小さいです。
特に動物好きなお子さんをお持ちの方は覚えておいてください!
話を戻しまして、
バイク業界初の技術を積んだV100 Mandelloが今回コラボおよびインスパイアされたのは戦闘機F-35B。
公式ページにも
『F-35Bの塗装を忠実に再現し、カウルの両脇には勲章や「ジェットインテーク」によく見られるストライプ模様が施されています。さらに燃料タンクの両側面には、同系色のトリコロールの花紋、海軍航空隊の紋章、空母艦載機部隊のロゴが配されています。』
と記されているのですが、極一部のネット界隈で騒がれているのがこの写真!
これも公式で使用されている写真なのですが、後ろに写っている戦闘機、、、、
F-35Bじゃないらしいです!Σ(・□・;)
で、ここからは僕も詳しくないので大まかなご説明になってしまうのですが、これBAeシーハリアー(イタリア軍だとハリアーⅡ?)と呼ばれているちょっと前世代のモデルなんです。
どちらも垂直離着陸が出来る戦闘機で位置づけとしてはハリアーの後継機がF-35B。
で、詳しい方からは「なんでF-35Bじゃないんだ?」という疑問が上がっているようで、それは間違いなくそうなんですが、面白いのがこのハリアーというのが世界初の実用垂直離着陸機だそうなんですよ!
そしてV100 Mandelloも世界初のアダプティブエアロダイナミクス搭載車!
世界初の技術を搭載した者同士の2ショットだと思うと何だか見え方も違ってきませんか?
凛とした表情をしている気がする・・・!!
そんなわけでですね、ブランド初の水冷エンジンや世界初の技術を積んだV100 Mandello。
100年以上の歴史を誇るMOTO GUZZIがさらなる高みへと羽ばたくためにそのパートナーとして選んだのはイタリア海軍航空部隊。
垂直離着陸が可能なF-35Bの外装デザインを身に纏い、海軍航空隊の紋章、空母艦載機部隊のロゴを背負って生まれたV100 Mandello Aviazione Navale。
日本限定わずか28台の貴重なモデルとなります。
新たなる歴史への第一歩、いかがでしょうか?
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