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【MOTO GUZZI】ながーい歴史の始まりは?
久しぶりにMOTO GUZZIの豆知識ブログを書きたいと思います!
以前からご説明をしております通りMOTO GUZZIはイタリアのバイクメーカーの中でもっとも長い歴史を誇るブランド。
今回はその歴史を紐解いていきましょう。
MOTO GUZZIの始まりはと言うと第1次世界大戦にまでさかのぼります。。。———————————————————————————————————————————————————————————————————————————-
当時無類のモーターサイクル好きであったカルロ・グッツィは第1次世界大戦の勃発によりイタリア陸軍に召集され、
創設されたばかりのイタリア空軍に配属されます。
そこで出会った二人の青年、後にカルロ・グッツィと共にMOTO GUZZIを創り上げたのが
【オートバイレーサーとして名の知れていたジョバンニ・ラベッリ】と
【ジェノバの資産家の御曹司であったジョルジオ・パローディ】です。彼らは戦争という壮絶な世界の中で“バイク作り”という夢について語り合い、
いずれ戦争が終わったならばモーターサイクルメーカーを立ち上げるんだ!と誓い合ったのでした。そして大戦の終わった1920年、資産家の御曹司:ジョルジオ・パローディはジェノバ港の船舶オーナーである
父:エマニュエレ・ヴィットリオ・パローディを説得し、モーターサイクルの開発に必要な資金を捻出、
3人の念願であるモーターサイクルの製造をついに開始しました。
しかし、実際そこにいたのはカルロ・グッツィとジョルジオ・パローディだけ。
オートバイレーサーのジョバンニ・ラベッリは大戦終結の数日後、戦闘機のテストフライト中の事故により亡くなっていたのです。その後、カルロ・グッツィとジョルジオ・パローディのモーターサイクル開発は見事に成功し
モーターサイクルブランド『MOTO GUZZI』は誕生となりました。バイクに凛と輝くエンブレム、
そこに描かれている翼を広げた鷹は3人が運命的な出会いを果たしたイタリア空軍の紋章であり、
そして夢半ばにして世を去ったジョバンニ・ラベッリとの友情に捧げられたものでした。
そう。ジョバンニ・ラベッリの意志はこのエンブレムの中で生き続け、MOTO GUZZIは間違いなく
カルロ・グッツィ、ジョルジオ・パローディ、ジョバンニ・ラベッリの3名により生み出されたブランドなのです。。。
———————————————————————————————————————————————————————————————————————————-ざっくりとしたご説明ですが、こんな歴史があったなんておそらくご存じでない方が多いのではないでしょうか?
第1次世界大戦中の青年たちの夢が今なお生き続けているなんて素晴らしいですよね。
この青年たちの夢を皆様にお伝えしていくのが私達しっぽ屋の夢というわけです。1つユニークな話としてMOTO GUZZIは会社が成長していく際、敷地の都合により工場を横に広げることが出来なかったので
“縦”に大きくしていったそうです。要するに階数を増やしていったわけです。
その結果、1階で工程を済ますと次の工程は2階で、その次は3階でと徐々に登っていき屋上で走行テストをして
完成したバイクはクレーンで地上に降ろすというなんとも効率の悪い生産体制をとっていたそうです。
鷹のエンブレムを付けたバイクが空から舞い降りてくるなんて面白いですよね♪
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